「ソードアート・オンライン」からメインヒロインの「アスナ」がFigure-rise Standardに登場しました。
髪の毛の一部を新素材で成形し、パーツ分割により可動します。
太もも部分はパーツの内側に赤みの強いパーツをはめる二層構造で、自然な肌の質感を再現しています。
「通常顔」に加え「叫び顔」「怒り顔」の3種類が付属し、ポージングに合わせた表情を楽しめます。
抜刀・納刀を一部パーツの差し替えで表現可能です。
キットの紹介
2019年12月21日発売
パッケージ
アニメ風イラストがパッケージを飾っています。
説明書
完成
本体
今回はシールと墨入れで仕上げました。
スカートは3分割されています。
ちなみに素組みではこのようになります。
顔もそうですが、服や鎧の模様の大半がシールで補完されています。
実際に作ってみると、パッケージや説明書に載っている完成見本のレベルの高さをよく実感できます。
武器装備
SAOでアスナが使用していた細剣「ランベントライト」
鞘にしまった状態の剣から鍔の部分を差し替えて取り付けます。
右手に持たせる場合、ハンドパーツは通常タイプと、少し角度のついたタイプが選べます。
付属品
付属品です。
交換用表情パーツ×2、ランベントライト(抜剣)、交換用右手首×2、交換用左手首、Figure-rise Effect台座
シールと水転写式デカールが付属し、好きな方を選択できます。
とはいえ、パーツにはディテールがしっかり造形されているのでデカールをきれいに貼るのはかなり難しい気がします。
各部アップ
鎧の白の部分など、複数のシールを面に合わせて貼るので隙間が気になってしまいます。
個人的にシールが剥がれそうで怖いのは袖の赤いラインでしょうか。
後ろ髪は3分割されており、それぞれが独立して可動します。
剣は手に持たせる際に鍔(つば)のパーツを付け替える必要があり、面倒に感じました。
剣に鞘用と抜剣がそれぞれあるのに対し、鍔の部分だけ1つしかないのはマイナスポイントです。
ギミック紹介
前側のスカートは少し可動します。
後ろは3分割されており、大きく動かすことが可能です。
アクション
「怒り顔」
口を膨らませたような造形になっています。
「叫び顔」
一番使いやすい表情だと思います。
まとめ
・見た目
最初、素組みが出来上がったときはあまりに完成見本とイメージがかけ離れていてかなり不安でした。
バンダイの女性キャラプラモデルを作ったことがなかったため、どうしても他社ブランドと比較してしまい技術面の差を感じていました。
塗装を推奨しているのか分かりませんが、デカールを付属させておいてモールドもがっつり入っているのはどうかと思いました。
瞳や眉も一度パテで埋める必要がありそうで、結局下地を塗装する手間が生まれるためデカールを使用する気は起きませんでした。
・可動
シールを張り終わったらそれなりに見られるようになりましたが、可動面での不満点もいくつかあります。
髪やスカートが干渉してポーズをとらせるのが非常に難しいです。
特に前髪は厄介で、左右や下を向かせることもままなりません。
肘、膝関節は二重関節ではないためそこまで大きくは曲げられません。
あまりにも動かしにくいので、SAOアスナのデザインがそもそも可動モデルに向いていないように思えました。
・付属品
剣の鍔が一つしかないのがよく分かりません。
交換用手首は種類が少なく、握り手も付属していません。
同シリーズのドラゴンボールや仮面ライダーのようにもうちょっと付けてくれても……
確かに他社の女性キャラのプラモデルと比べると安いのですが、それでもMG1体分くらいの値段はしているため付属品や遊びにくさの面が余計気になってしまいました。
造形自体は悪くないので、頑張って改修を加えると良くなりそうな気もします。
というか上級者向けにしか思えないキットでした。
ただ、商品説明に書かれているこの謳い文句はあまり共感できませんでした。
髪の毛の一部を新素材で成形。パーツ分割により可動する髪の毛はポージングを阻害しない設計になっている。
https://bandai-hobby.net/item/3462/
伸ばす、ひねる、曲げるなど、実際の人体のような関節ギミックにより自然な動きを再現可能。
髪の毛 邪魔だよ!!!
以上、「フィギュアライズスタンダード アスナ」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。