今回はガンプラ40周年記念として「HGシリーズ」で培った技術を集約し、「BEYOND GLOBAL(ビヨンドグローバル)」として「美しいポージング」「可動性能とプロポーション」を極限まで追求した「RX-78-2 ガンダム」を紹介します。
キットの紹介
2020年6月6日発売
パッケージ
説明書
完成
本体
成形色は少し彩度を抑えた色味となっています(MGのガンダム OYW版に近い感じ)
白の成形色も真っ白ではありません。
モールド追加、スミ入れ、部分塗装、メラミンスポンジによるつや消し加工で仕上げました。
モールドは初代MG版を参考にして胸・肩・つま先・シールドに追加し、足回りには段落ちモールドを施しています。
スカートや外装の内側をガンダムグレーで塗装しています。
特にスカートは内側から黄色い成形色が見えてしまうのでこれを隠すと見栄えが良くなります。
バックパックの中央にはシールドマウント用の穴が開いています。
メインスラスターはかなりシンプルな形状です。
武器装備
ビーム・ライフルとシールドを装備した状態。
シールドは少し小柄な印象です。
ビームライフルの側面にはマウント用の凸部分があります。
付属品
各部アップ
ジョイントに厚みがあるのでシールドは腕から少し離れています。
細めの足首に対して大腿部は太めに造形されています。
足首はボールジョイントではなく軸可動となっています。
接地性は良好です。
可動
腕の可動範囲。
上方向が特に優秀です。
胸部側面のブロックは肩甲骨にあたる部分の可動を担っており、外側に開く動きによって肩部の可動軸が露出しないよう配慮して設計されています。
手首側にも関節があり、肘はかなり曲がります。
腰は左右に傾けられます。
前方向にもスイングが可能です。
ここまで傾きます。
腰のスカートはそれぞれ可動します。
股関節軸はスイングし前方に大きく可動し、さらにリアスカートが大きく展開することで後方へ動かすことも可能になっています。
開脚の可動範囲はHG 1/144 ダブルオーガンダムを超えています。
また、太もも部分の付け根には内側へ曲がる関節が追加されています。
膝も踵が大腿部につくくらい曲げることができます。
正座ガンダム。
アクション&ギミック
ビーム・ライフルとシールドを装備。
オーソドックスなポージングは無理なく決まります。
足首の可動は優秀ですが、動かしているうちに足の甲が浮いてくるのでここは接着したほうがいいかもしれません(写真の右足の甲がちょっと浮いています)
股下にはアクションベース対応の丸穴が開いています。
ビーム・ライフルは腰にマウント可能です。
シールドの内側。
手で握るグリップは一度外して角度を変更します。
このパーツを外すことでシールドをバックパックにマウントすることができます。
シールドを背負った状態。
ビーム・ライフルの両手持ちも可能です。
手前のグリップの先端が出っ張っているので手の甲を一度外して持たせます。
ビーム・サーベルを引き抜くポーズもなんのその。
躍動感のあるポーズで平手パーツが活きてきます。
クリアパーツは2本付属しているので二刀流も可能です。
腋を上げたらポリキャップが丸見え……なんてこともありません。
ボールジョイントが隙間から少し覗いていますが、肩関節もブロックで繋がって見えるようにデザインされています。
まとめ
謳い文句である可動範囲はかなり優秀です。
パーツの色分けもよくできており、基本的にツインアイの黒縁(シールあり)以外は何も手を加えなくて大丈夫なほどでした。
肩関節(肩アーマーではない)の取り付けが挟み込み式なので分解するときは少し面倒です。
付属品は必要最低限といった感じです。
武装にハイパー・バズーカも欲しかったところですが、他のキットから流用が可能なのでそれを使ってみるのもいいと思います。
以上、ガンプラ「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。