はじめに
これはアンテナのシャープ化と同様にとても便利なテクニックです。
フロントアーマーを左右で独立可動できるようにする加工なのですが、No.200番台以降のHGUCでもいまだに使える方法なので是非お試しください。
もちろんキットによってはこの加工ができない形状のものや、すでにパーツ分割されているものも存在します。
加工方法
元キットのままだとこんな感じ
片足を上げただけなのに、フロントアーマーは左右一緒に動いています。
これは左右のフロントアーマーが1つのパーツで形成されているからです。
これを左右別々に動くようにするにはどうすればいいでしょうか。
カット開始
赤いラインの部分をニッパーで分断させます。
棒が太いので少し力が必要です。
精密ニッパーを使うとニッパー側が壊れる可能性があるので避けた方がいいです。
普通の安いニッパーか、模型用ノコの使用をおすすめします。
切断完了しました。
後は本来の組み立て方と同じように取り付けていくだけです。
ここで一つ知っておいてほしいことがあります。
左右のフロントアーマーが棒で繋がっているだけのものもあって、「HGUC No.32 MS-06S シャア専用ザク」などに見られます。
その場合はそのまま左右を切り離すと、本体に引っかかる部分がないためキットを組んでもすぐにすっぽ抜けてしまいます。
この場合は少し手間ですが、軸の部分にプラ板や真鍮線を接着して引っかかる部分を作ります。
加工完了
右脚を上げると、右のフロントアーマーだけが動くようになりました。
切断面は見えませんし、お手軽加工で見栄え効果大です。