今回紹介するガンプラは、HGUC第32弾として量産型ザクに先駆けてラインアップされたシャアザクこと「MS-06S シャア専用ザク」です。
キットの紹介
2002年7月発売
TVアニメ「機動戦士ガンダム」および劇場用作品「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ“MS-06S シャア専用ザク”を、カトキハジメによってリニューアルされたデザインを基に1/144スケールでリアルに3D化したプラスチックモデル組立キット。
商品ページより
■ザク特有のプロポーションや機体各部のディテールの再現、足首等のフレキシブルな可動に加え、肩関節のせり出し機構により、ザク・マシンガンを両手でかまえる事が可能。モノアイは可動式。
■主武装であるザク・マシンガンに加え、それぞれが腰部にマウント可能なヒート・ホーク、及びザク・バズーカ等、多彩な装備をセット。
■ホイルシールと詳細な解説書付き。
パッケージ
説明書
シール
頭部のモノアイはホイルシールで再現されています。
完成
全身
まさにオーソドックスな体系のザクです。
S型(指揮官機)なので頭部にブレードアンテナが取り付けられています。
腕や足は左右を挟み込む形で、合わせ目が中央に来ます。
頭部は縦に重ねていくパーツ構成なので、合わせ目はあまり目立ちません。
バックパックは他と異なる成形色になっています。
全身の動力パイプは軟質パーツで成型されています。
武器装備
ザク・マシンガンを装備した状態。
ザク・バズーカと共用の専用持ち手を使用します。
付属品
付属品です。
ヒート・ホーク、ザク・マシンガン、ザク・バズーカ、ヒート・ホーク用接続パーツ、交換用左右手首
各部アップ
右肩のシールドにも裏打ちのパーツがしっかりあるので、どこから見ても問題のない見た目となっています。
足首の可動は優秀で、接地性も良好です。
可動範囲
開脚はこのくらいまで可能です。
腕は肩のパーツを逃がすように調整すれば真横まで上がります。
フロントアーマーは左右一体で動きます。
また、サイドアーマーも動かせますが、腰の可動はありません。
肘と膝は90度くらい曲がります。
肩には引き出しギミックがあります。
「HGUC No.21 RX-78-2 ガンダム」よりも大きく動きます。
肩のスパイクは肩の側面に取り付けられており、角度を変えることが可能です。
このように外側に開けます。
つま先の優秀な可動の秘密はこの脚部の中に隠れています。
つま先はこのように引き出すことができ、かなり自由に動かせます。
膝立ちは少し厳しいです。
ギミック&アクション
頭部のモノアイは回転させることが可能です。
シールを貼っていないので分かりづらいですが、黒いパーツを回転させることによってモノアイが左右に動きます。
ちなみにパーツ自体にモノアイの丸い造形はありません。
サイドアーマーに専用の接続パーツを取り付けることで、ヒート・ホークをマウント可能です。
このようになります。
見た目以上にしっかりと取り付けられており、差し込んだ方向から逆の方向へ動かさない限り抜けません。
腰に回転軸がないこともあって、ヒート・ホークが可動の妨げになることは殆どなりません。
リアアーマーの中央のパーツを手前に倒すことで、ザク・バズーカをマウント可能です。
固定しているというよりは上から乗せている感じで、そこまで保持力は強くありません。
正面から。
ガンダムへのキックポーズ。
ザク・マシンガンはスコープと前方のグリップが可動し、両手で構えることも可能です。
ザク・マシンガン
「ザクII」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2020年7月24日 (金) 09:50 UTC
ザクにおいてもっとも一般的に装備されるMS用マシンガン。通称はザクマシンガンであるが、ライフルとなっている資料も見られ、ザクIに装備されたマシンガンと比較して口径は105ミリから120ミリへ強化されている。
ヒート・ホークは手の隙間に対して柄が細く、しっかりと持たせることはできません。
ヒート・ホーク
「ザクII」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2020年7月24日 (金) 09:50 UTC
刃の部分に高熱を発生させる事で敵を切り裂く兵装。ザクI用ヒートホーク(型式番号:HEAT HAWK Type3)の発展型。
ザク・バズーカを装備。
スコープと前方のグリップが可動します。
ザク・バズーカ
「ザクII」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2020年7月24日 (金) 09:50 UTC
元々対艦用に開発された、口径280mm(型式番号:H&L-SB25K/280mmA-P)、または240mmの、バズーカである。
ザク・バズーカも両手で持たせることが可能です。
比較
HGUC 1/144 No.21 RX-78-2 ガンダム
サイズは同じくらいですが、シャア専用ザクの方が胴や手足が太く、ガンダムよりも気持ち大きく感じます。
まとめ
肩の引き出しギミックやつま先の可動など、見た目以上に動かせるので、アクションポーズもそれなりに取らせることができました。
キットの色分けもなかなか優秀で、付属品も十分です。
ただ、ヒート・ホークと持ち手の相性がイマイチだったことが残念でした。
以上、ガンプラ「HGUC No.32 MS-06S シャア専用ザク」の素組みレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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