今回紹介するキットは「MG 1/100 ボール Ver.Ka」です。
キットの紹介
2004年12月発売
MG(マスターグレードシリーズ)や、HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリーシリーズ)等、プラスチックモデルキットのコンセプトデザインを手がけるカトキハジメ氏が、「機動戦士ガンダム」に登場したメカ「ボール」を「Ver.Ka」としてリファイン、全面監修した“デザイナーズMG”第3弾。■コクピットを含むコアフレームと、それを覆うトラスフレームからなる、まったく新しいキット構成。■金属パーツを一部に使用した、実感にあふれ自在に動かせる大型アームを再現。■コクピットハッチや機体上部180mmキャノン砲は設定通りに可動。■ボール(Ver.Ka)用にカトキハジメ氏によって作られた細密なマーキングシール、及びガンダムデカールが付属。■専用ディスプレイスタンド、メカニッククルーフィギュア2体をセット。■ボール(Ver.Ka) の設定画稿などを観察した解説書が付属。
パッケージ
説明書
完成
本体
部分塗装、スミ入れ、つや消しトップコートで仕上げました。
付属のデカールとマーキングシールも使用しています。
ガンダムマーカー シャインシルバーで金属感を増やしてみました。
つや消ししているので全体的に落ち着いた雰囲気になっていますが、相変わらず発色は綺麗です。スミ入れはリアルタッチマーカー グレー1がメインです。
コクピットハッチと側面には薄いグリーンのクリアパーツが使用されています。
比較的シンプルな外装も、デカールやマーキングシールによって情報量が増しました。
付属スタンドに乗せてディスプレイしています。
サブアーム展開
Ver.Ka版の特徴として肘下にサブアームが付いています。
展開するとこのような見た目になります。
付属品
付属品です。
専用スタンド、メカニッククルー×2
内部フレーム
このキットの見どころの一つは内部フレームにあります。
コクピット周りのコアフレームと、その周囲を加工用に取り付けられた格子状のトラスフレームによってボールの内部フレームが構成されています。
この状態でもディスプレイ可能です。
アーム部分に内部フレームはありませんが、代わりにリード線や金属パーツが使われており、こちらもメカニックな雰囲気に仕上げられています。
フレームにもマーキングシールがびっしりです。
トラスフレームとコアフレームの重なりによって奥行き感が生まれています。
本体内部は空洞なので発光ギミックを仕込んでみるのも面白そうです。
底面のバーニアを外した状態。
コクピットの奥にはパイロットが入っています。
アクション&ギミック
アームは軸可動で自由に動かせます。
そこそこの強度があり、軽い物なら挟んで持ち上げたりもできます。
180mmキャノン砲も自在に動かせます。
コクピットのアップ。
メカニッククルーはそれぞれポーズが違う造形になっています。
比較:MG 1/100 RX-78-2 ガンダム
同スケールのガンダムと比較。
ボールも意外と大きいです。
まとめ
パーツ数はそこまで多くはないですが、内部フレームもしっかり再現されていて組みごたえのあるキットでした。装甲を取り付けているときは、あたかもボールを造っている感覚に陥ってしまいます。
マーキングシールは余白があるときれいに貼れないのであらかじめカットしておく必要があります。また、場所指定のないシールやデカールはありませんでした。
付属のメンテナンスクルーは小さいながらも一応自立可能です。
以上、ガンプラ「MG 1/100 ボール Ver.Ka」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。