今回紹介するガンプラは、「MG 1/100 GX-9900 ガンダムX」です。
キットの紹介
2014年1月11日発売
定価 4,180円
パッケージ
説明書
シール
ホイルシールはセンサー系を補完。
色分けはかなり期待できそうです。
リフレクターの内部には付属のミラーシートを挟み込みます。
光の当てる角度によって色が変わって見えます。
さらにマーキングシールが付属。
ジャミル機(2号機)やガロード機(1号機)などを再現・差別化できるシールもあります。
完成
本体
機動新世紀ガンダムXの主人公機「GX-9900 ガンダムX」
紺色が多めなカラーリングと独特な形状のバックパックが特徴的です。
今回はスミ入れ、部分塗装、つや消しトップコートで仕上げました。
塗装箇所は主に頭部ツインアイとガロードのフィギュアです。
スミ入れはMr.ウェザリングカラーの下記2色を使用しました。
関節部などにはKPSランナーが使用されており、ボールジョイントの受け部分にはポリキャップを使います。
サテライトキャノンやリフレクターが搭載されたバックパックはそれなりの重量があります。
重心がやや後ろに寄りつつも自立は可能ですが、ポージング時に上半身が左側へ傾きやすいので注意。
各部のエネルギーコンダクターはクリアパープル成型のパーツで再現。
旧1/100キットではメッキパーツが使用されていましたが、クリアパーツもなかなかきれいです。
武器装備
シールドバスターライフルを装備。
手は親指以外の指を差し替えるタイプです。
ここでは大型ビームソードと共用の指パーツを使用します。
ライフルのグリップ部分にフィットする凸が指パーツ側に付いているのでかなり安定して保持が可能です。
付属品
付属品です。
シールドバスターライフル、大型ビームソードの刃、交換用右手首×3、交換用左手首×2、ショルダーバルカン、スタンド用ジョイント×2、パイロットフィギュア(ガロード・ラン)
各部アップ
今回はクリアパーツにつや消し処理を行っているのでスモークガラス調になっていますが、胸部の内部メカもしっかり造形されています。
左右2門ずつあるブレストバルカンの発射口が別パーツで再現されているなど、色分けもかなり細かいです。
接地性も良好です。
可動範囲
横方向の可動はこんな感じ。
脚部はサイドアーマーが干渉するのでこのあたりが限界です。
肘と膝は二重関節でよく曲がります。
特に用途はありませんがリアアーマーのハッチを展開可能です。
今後ディバイダー装備が発売されたときにハイパーバズーカをマウントするためかも?
膝立ちポーズもこの通り。
サテライトキャノンの砲身が地面を突き抜けるので多少の角度調整が必要です。
アクション&ギミック
コクピットハッチの展開
コクピットハッチは開閉が可能。
奥にはパイロットフィギュアが入っています。
パイロットフィギュア「ガロード・ラン」
同スケールのパイロットフィギュアとして主人公である「ガロード・ラン」が付属。
水性カラー アクリジョンを使用して塗装しました。
シールドバスターライフル
ビームライフル形態とシールド形態を切り替えて使用できる複合兵装。
ライフルとしては丁度いいくらいのサイズです。
ビームライフルからシールドへの変形は差し替え無しで可能。
手に持たせたままでも大丈夫です。
バックパック右下のコネクタにマウント可能。
大型ビームソード
大型ビームソードはバックパックにあるサテライトキャノンの砲尾に装備されています。
クリアグリーン成型の刃が付属。
一般的なビームサーベルと違い、トゲトゲした勢いのある造形となっています。
ショルダーバルカン
外付け装備としてショルダーバルカン付属。
バックパックの左側にあるハードポイントに取り付けます。
砲身部分が前方へ回転し発射形態を再現できます。
ショルダーバルカンを付けた状態だとこんな感じです。
ホバーリングモード
バックパックのサテライトキャノンとリフレクターの向きを調整してホバーリングモードを再現可能です。
リフレクターを支える基部のジョイント強度がやや不安ですが、保持力はそれなりにあります。
リフレクター部分はクリアパーツが使用されています。
他のクリアパーツと同様にリフレクター部分もツヤ消し処理をしているので完成品ではかなり控えめになっていますが、本来はこれくらい派手に色の変化があります。
サテライトキャノン
ホバーリングモードからさらにパーツを動かしサテライトキャノン発射形態へ。
専用の指パーツでグリップに持たせます。
頭部との接触をうまく避けて構えることができるのでかなりいい感じです。
スタンド用ジョイントパーツは股下に付けるタイプの他、バックパックに付けるタイプもあり、ポーズに合わせて選択できます。
まとめ
シールドバスターライフルやサテライトキャノンのギミックなど、うまく再現できている点はとてもよかったです。
可動も広く、全体的にかっこよくまとまっていると思います。
色分けもスミ入れだけで十分なくらいよく再現されており、非常に作りやすいように設計されています。
気になった点としてはバックパックの重さによる胴体の傾きが挙げられます。
関節部の補強をすると多少改善できるかもしれませんが、長時間ディスプレイする際はいっそサテライトキャノンの先端部分を接地させて本体を支えてしまうというのもアリかと。
本キットの登場からしばらく時間が経っていますが、プレバンあたりで改修後の姿であるディバイダー装備の発売にも期待したいところです。
以上、ガンプラ「MG 1/100 GX-9900 ガンダムX」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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