今回紹介するガンプラは「RG 1/144 ゴッドガンダム」です。
キットの紹介
『機動武闘伝Gガンダム』より、「ゴッドガンダム」がRGで登場!実機考証として人体構造を落とし込み、RG史上最大級の可動域を追求!
商品ページより
■モビルファイターならではの人体をトレースするかのような動きを追求。
■肩と手首部分に導入したアドヴァンスドMSジョイントなどにより、特徴的な「腕組み」ポーズを再現できる。
■胴体には前後及び左右へ大きく可動する機構を導入。肩には伸縮ギミックを搭載し、脇の可動域も確保。
■首には3軸の可動構造を採用。顎を引く、顔を前に突き出すなどの動きが可能に。
■膝曲げ時に人体におこる筋肉の伸縮を、裏モモパーツの一部をへこませることで表現。膝アーマーが沈み込む軸を採用しており、人体さながらの動きを再現。
■足先の可動には新機構を採用し、ほぼ水平開脚をしながら足を接地させることが可能。
■胸から腰に掛けての多段可動、股関節にスライド機構を導入することにより、腰フロントアーマーを跳ね上げながら足を蹴り上げることが可能に。
■フィン付け根の可動軸により、フィンを後ろになびかせることが可能。
■爪の付け根や親指カバーには軸可動を搭載し、ゴッドフィンガーを再現。
■オリジナルアレンジの日輪エフェクトが付属。
2022年8月13日発売
定価 3,850円
パッケージ
パッケージには腕を組んだゴッドガンダム。
キットでもこのポーズは再現できるようになっています。
説明書
シール
RGでは恒例のリアリスティックデカール。
今回は一部のメタリックシールを除き、キットに貼って仕上げています。
キングオブハートの紋章など選択式の部分がいくつかあるのですが、他にも各コーションマークの漢字の有無が選べるようにもなっていました(ここでは漢字有りを選択)
パーツの形状的にシールが浮いてしまう部分がかなりあるので、貼る前に余白カットを推奨。
完成
本体
マッシブ過ぎないスタイリッシュなプロポーション。
色分けはもう完璧と言っても過言ではありません。
スミ入れとつや消しトップコートで仕上げました。
部分塗装もしていますが、頭部センサーと肩内部のゴールドのみです。
コアランダーの翼は矢羽のような形状にアレンジされています。
今回使用した道具を紹介。
スミ入れは白い成型パーツはマルチグレー、他の成型パーツにはグランドブラウンを使っています。
頭部センサーはシャインシルバーを下地にメタリックグリーン、肩の内部はシャインシルバーを下地にゴールドで塗装しました。
今回と同じスミ入れやトップコートのやり方は↑の記事に紹介しています。
付属品
付属品
ゴッドスラッシュ×2、交換用右手首×5、交換用左手首×4、日輪エフェクトパーツ一式
各部アップ
正面から。
ディテールが過密になった分、墨入れするだけでかなり印象が変わります。
全身の黒いラインは全てパーツで色分けされているのが素晴らしい。
可動に関しては今回かなり力が入れられているので接地性も非常にいい感じです。
コアランダーにある6つのエネルギー発生装置には幻・夢・影・泡・電・露と表記されています。
可動範囲
横方向の可動はこんな感じ。
肩アーマーがあるので腕はこれより上がりませんが、後述の腕組み用ギミックによって肩関節が伸びるのでそこまで窮屈には感じません。
股関節はサイドアーマーが水平まで上がるおかげで干渉なく動かせます。
肘と膝は二重関節。
硬すぎず緩すぎず、動かしやすいです。
膝立ポーズもこの通り。
接地性が非常に高いので、大体のポーズで地に足がつきます。
首の関節もよく動きます。
胴体との付け根が外れやすいので私は接着しました。
コアランダーを差し込むと上方向に力がかかってしまうようです。
籠手部分から先はロールできます。
ゴッドガンダムには絶対欲しいギミックなのでこれは嬉しいポイント。
腕組み用ギミックとして肩関節が少し伸びます(右腕)
腕組みに関しては他のキットで胸部が沈んだりと様々な工夫が凝らされていましたが、今回は脇の可動域が確保されるのでポージングの幅も広がっています。
アドヴァンスドMSジョイントはこの肩関節と手首部分に使用されています。
股関節は左右の脚をそれぞれ前方向へスライドできます。
これによって蹴り上げ角度がさらにアップ。
格闘機体との相性は抜群です。
コアランダーの翼は付け根の可動軸によって様々な方向へ角度調整できます。
なびかせるような表現もできるようになりました。
アクションベース用の穴はお尻部分にあります。
通常時はカバーで隠れていますがスライドして出てきます。
アクション&ギミック
肩関節の伸縮を使った腕組みポーズ。
欲を言えばもうちょっと怒り肩にしたかったかな。
首の関節はうまく使って、頭が埋まって見えないようにうまく調整します。
このキットのプロモーションとして印象的だったこのアニメOPのポーズも本当にできます。
ちょっと難しいかったですが、左腕は肩関節を伸ばしてうまいこと調整。
とにかく並のアクションポーズなら難なくこなせます。
片足で立つこともできますよ。
ハイパーモード
ゴッドガンダムの胸部カバーは黄色と青色の部分がそれぞれ個別で可動します。
エネルギーマルチプライヤーに浮かび上がるキングオブハートの紋章はシールで再現。
籠手は先端方向へスライド。
さらに爪の付け根と先端カバーがそれぞれ独立可動します。親指のカバーまで動くのでかなり細かいです。
シャイニングガンダムのように肩の白い装甲がせり上がるギミックも。
ふくらはぎのカバーが開き、中からスラスターが飛び出します。
日輪エフェクトはPET素材。
3枚の輪をクリアパーツで固定してコアランダーに取り付けます。
クリアパーツにもアクションベース用の穴が開いています。
爆熱ゴッドフィンガー
「俺のこの手が真っ赤に燃える!」
ゴッドフィンガー用の右手首を取り付けます。
籠手の爪とカバーが稼働するのでかなり迫力のあるポージングができます。
コアランダーの翼も展開させます。
6枚あるフィンは目安となるストッパーが無いので大体このくらいかなという感覚で調整します。
残念ながら左手のゴッドフィンガーは付属せず。
日輪エフェクトを付けるとさらにインパクトがアップ!
「勝利を掴めと轟き叫ぶ!」
「爆熱!ゴッドフィンガーッ!!」
「ヒート エンドッ!」
石破天驚拳
流派東方不敗における最終奥義「石破天驚拳」
専用の左右手首を使用して再現できます。
ゴッドスラッシュ
サイドアーマーに1本ずつ装備されたビームソード「ゴッドスラッシュ」
日本刀の刃ような形状のエフェクトパーツを取り付けます。
ちなみにサイドアーマーの上から挟むのではなく、後ろから差し込んで固定しています。
そのためポロリのリスクがほぼありません(とてもうれしい)
マシンキャノン
胸部上肩側に装備されたマシンキャノンはカバーを開くと3連装マシンキャノンが露出します。
3連装にした後に、カバーを後ろにずらしてから閉じるとこのように自然な形にすることができます。
コアランダー
ゴッドガンダムの背部にドッキングしているマシン。
コアランダーへの変形もしっかり完全再現されています。
キャノピーは開閉可能。中に人はいません。
スラスターは左右が独立して可動します。
変形は機首を傾けるだけという至極簡単な仕様。
比較:HGFC ゴッドガンダム
HGFC ゴッドガンダムとの比較。
意外にもRG版のほうが細身です。
ディテールの密度はやはりRG版が圧倒的。
HGFC版から青の成型色がかなりくっきりとした色味になっています。
背面。
コアランダーの翼のサイズと形状が大きく異なります。
まとめ
とにかくよく動きます。動きすぎてポージングに時間がかかるくらい。
実機考証として人体構造を落とし込んだという商品説明に偽りなし。
まさにモビルファイターを体現しています。
日輪エフェクトもかっこよく再現されており、その他プレイバリューもかなりのもの。
首元が取れやすいのはちょっと気になったのでここは接着がおすすめ。
さらに「RG 1/144 ゴッドガンダム用 拡張セット」がプレミアムバンダイから発売されます。
このキットを組むならぜひこちらと揃えたいところ。
必殺技エフェクトパーツやHGFC 風雲再起が付属しているのでさらに遊び幅が広がります。
以上、ガンプラ「RG 1/144 ゴッドガンダム」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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