Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン レビュー

私は…地球へ行きたいの!

今回紹介するガンプラは「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場するキャラクターから「Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン」です。

部分塗装とトップコートによるつや消し仕上げをしました。

キットの紹介

ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、ミオリネ・レンブランがFigure-rise Standardシリーズにラインアップ!
■豊富な表情はタンポ印刷済みパーツ1種と、水転写式デカール用パーツ2種で再現。ミオリネのクールな表情を演出できるよう、細部まで徹底追求。
■髪型はパーツ構成を考慮し、立体的な形状を再現。後ろ髪は可動し、背中にアクションベースを取り付ける時にもスペースを確保できる。
■制服の色分けはパーツ分割により再現。肩や胸元の装飾は付属シールで表現。
■脚部の関節は自然なシルエットを意識しつつ、可動域を確保。
■靴を脱いだ状態の足パーツも付属し、付け替えることが可能。
■ジョウロとシャベルが付属。
■ハンドパーツは繊細な指先まで表現。ジョウロ、シャベルを持つことができるハンドパーツも含め、左右3種が付属。
■ポージングを支えるディスプレイ用台座も同梱。

商品ページより

2022年11月26日発売
定価 3,520円

パッケージ

説明書

シール

マーキングシールが付属。

「スレッタ・マーキュリー」ではホイルシールとエングレービングシールを選択できる仕様でしたが、こちらはマーキングシールで制服や口の色を再現。

スレッタは口の色がピンク系でしたが、ミオリネは暖色系となっています。

あえて口のシールを貼らず、歯が見えているように見せるのもOK。

さらに表情パーツに使用する水転写式デカールが付属。どれを貼るか悩んでしまいますね。

貼り方のポイントが説明書に載っているので参考にしてみると良いです。

完成

本体

先に発売されたスレッタが白い制服でしたが、ミオリネは緑の制服です。

デザインは似ていますが制服部分は全て新規造形な気がします。

スレッタよりもさらにしゅっと引き締まったプロポーションとなっています。

タイツや制服の一部のラインは塗装を施しています。

ネクタイや肩の装飾に入っているラインにはアクリジョンのつや消しブラックを使いました。

タイツのラインに水性ホビーカラーのレッドブラウン、袖の赤いラインにガンダムレッドを使用。

スレッタの時よりも塗装箇所が少なくて楽です。

コピック マルチライナー 0.03【ブラウン】 10718003

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水性プレミアムトップコート つや消しスプレー

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制服のスミ入れにリキッドグリーン、通常顔の口部分にマルチライナーのブラウンを使用。

最後の仕上げにプレミアムトップコートを使用しています。

付属品

付属品

ディスプレイ用台座一式、ジョウロ、スコップ、交換用フェイスパーツ×2、交換用左右手首×2、交換用足首

各部アップ

この通常顔は眉や瞳がタンポ印刷されており、特徴的な眉や髪形がしっかり再現されています。

制服の色分けもパーツ分割でほぼ再現されており、胸元のマークは水転写式デカールを使っています。

ネクタイや肩の黒い部分は塗装していますが、シールでも再現できます。

後ろの長い髪はボールジョイントとCジョイントの組み合わせで動かせるようになっています。

手首パーツの接続軸は30MSシリーズと同じような仕様となっていました。

袖の赤色のラインは水性ホビーカラーのガンダムレッドで塗装しています。3回ほど塗り重ねるとかなりきれいに発色しました。

タイツには拘りのラインがバッチリ造形されています。

ここは塗装しないともったいないような気がしたので頑張りました。

ブーツ部分にもタイツが見える部分がありますので塗装し忘れないように注意。

足首を動かすとヒール部分のパーツが外れることがあったので、いっそのこと接着してしまってもいいかも。

未塗装状態のタイツはこんな感じです。今回マスキングテープを使った筆塗りでラインを入れていくことにしました。

使った塗料は水性ホビーカラーのレッドブラウンです。

マスキングテープをラインに沿って貼っていきます。丸みのある面に貼るのは少し難しいですがなんとか貼り終えました。

上から筆塗りしていきます。毛先が隙間に入り込まないように気をつけながら塗っていきますが、テープの貼りが甘いと塗料が流れていくので注意。

1~2回の塗装で色が乗ったので最近の水性塗料の隠蔽力も侮れません。はみ出たところはデザインナイフで軽くこすって塗料を落とします。

可動範囲

横の可動はこんな感じ。

肩はほぼ水平まで上がります。

肘と膝はどちらも90度以上曲がり、この辺の可動域はスレッタとほとんど同じです。

ディスプレイ用台座への接続方法は2種類あります。軸を背中に差し込んで固定するか、アームで挟んで固定するかが選べます。

軸を差し込んで固定した場合。

アームで挟んで固定した場合。

膝立ちも可能です。

首の関節は横方向に倒すことが可能。

肩はクセがなく動かしやすい構造で、二の腕部分にはロール軸もあります。

肘関節にはボールジョイントもあるので自然に腕を曲げることが可能。

腰はボールジョイントで捻ったり傾けたりできるようになっています。足回りはズボンのおかげで動かしやすいデザインです。

パーツの分け方が秀逸で分解も簡単。塗装派にも優しい仕様になっています。

足首パーツはブーツとタイツの2種類から選択できます。

股関節を下げることで可動域を広げることが可能です。

ベルト部分は設定色が不明だったのでそのままにしました。ほぼ見えないので大丈夫!

アクション&ギミック

表情パーツ

表情パーツは3種類付属。

左の通常顔はタンポ印刷されており、ランナーから切り離せばすぐに使えます。

残りの2つはそのままだとのっぺらぼうなので、水転写式デカールを使用します。

デカールには目を閉じた状態や目線の差分が複数あるので好きなものを貼りましょう。

水転写式デカールを貼るときはこのデカーリングクイックトレイが便利です。複数のデカールを同時に管理できるのと、水につけすぎて糊が弱くなってしまうのを防ぐことが出来ます。

今回は目のデカールだけなので枚数自体はそこまで無いですが、マスターグレードのVer.Kaシリーズのような大量のデカール作業があるキットでは大活躍間違いなしです。

この水転写式デカールは目の位置調整が個人的に難関で、目と目の間隔をうまくとらないと寄り目になってしまうので注意です。

私は粘着力を補強するためにマークセッターを使って貼り付けました。マークセッターはデカールを柔らかくしてくれるだけでなく、貼り付け面との食いつきが弱くなってしまった時の保険にもなるので用意しておくと安心です。

通常顔は使い勝手が良さそうなすまし顔。

前髪のパーツがかなり細いので破損に注意。

アホ毛は別パーツになっており、少しだけ動かせます。

ほほえみ顔です。

目を閉じた状態のもあって正直悩みました。口の中はあえて塗っていません。

ややツンとした顔。

他の選択肢として驚き顔や困り顔も作れます。

ジョウロとスコップ

学園内で植物を栽培している温室に出入りしているミオリネにピッタリのジョウロとスコップがセットで付属。

持ち手パーツを使って持たせることができます。

ジョウロは一度分解してから手に持たせます。

ブーツを脱いだ状態

足首パーツを付け替えることでブーツを脱いだ状態を再現できます。

比較:Figure-rise Standard スレッタ・マーキュリー

同シリーズのスレッタと比較。身長はスレッタのほうが少し高いです。

まとめ

体のラインがきれいで驚きました。

アクションベースの取り付けを阻害しないようにうしろ髪の可動も考えられており、以前作ったSAOのアスナから大きな進化を感じました。

個体差かもしれませんが、手首パーツがスレッタよりも少し緩めになっていました。すっぽ抜けることはなかったので大丈夫でしたが。

組み立てもそこまで難しくなく、スレッタ同様におすすめできるキットです。

以上、ガンプラ「Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。

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