今回のレビューは橘猫工業(ORANGE CAT INDUSTRY)から発売された「テッカマンブレード」です。
日本では株式会社ウェーブ(WAVE)が輸入販売元となっています。
今回の記事は素組み状態での紹介です。
キットの紹介
あのテッカマンブレードが日本正式発売!!
商品ページより
1992年に放送したTVアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』より、主人公・Dボウイが変身するテッカマンブレードがプラスチックモデルとして登場!
設定画や劇中イメージを元に、マッシブかつ鋭角的なエッジの効いたデザインにアレンジして製品化。
全高220mmの大ボリュームで、各関節部は可動範囲が広くさまざまなアクションポーズをとらせることができます。
メイン武器の「テックランサー」は通常状態に加え、2本に分割した状態も再現。「テックシールド」は着脱可能で腕、腰のどちらにも装着が可能となっております。両肩パーツは開閉し、必殺技「ボルテッカ」発射状態も再現することが可能。6色のランナー成型色で、塗装しなくてもキャラクターイメージに近い仕上がりとなるようなパーツ構成としました。
2021年11月発売
定価 7,700円
パッケージ
説明書
橘猫工業は中国のメーカーですがパッケージや説明書は日本語に翻訳されており、組み立て手順で困ることはありませんでした。
きついパーツがあるので調整をするようにとの指示書きがあり、実際パーツの軸がきつい箇所が多々あったのでその都度紙やすりで関節強度が強くなりすぎないように調整しました。
完成
本体
独自のアレンジが施されており、非常にマッシブなプロポーションとなっています。
鋭利なパーツもあるので組み立て時に怪我をしないよう注意。
シールは無く、そのまま組み立てるだけでこのような仕上がりになります。
各部にはクリアグリーン成形のパーツが使用されており、黄色のアクセントもしっかり別パーツで再現されています。
ディテールも程よい密度で、情報量は十分。
さて、このキットはパーツの軸接続が非常にタイトな作りになっています。
首や手首を除いた殆どの可動箇所に軸関節が採用されており、これがかなりキツめです。
関節の素材はバンダイのプラモデルで例えるとKPSと呼ばれる少し柔らかいプラ素材に似ています。そのため無理に軸を回転させると軸の根元からねじ切れてしまう可能性があるので、関節の渋みを確認しながら紙やすりで調整したほうがいいです。
もしパーツを破損させた場合は説明書の最後のページに部品注文用紙があるので、必要な情報を記入しWAVEに注文書類を送ることでランナー単位で部品請求が可能です。
私は足首の軸をねじ切ってしまったのでCランナーを注文しました。書類を送ってから部品の到着までほんの3日程度だったので驚きました。バンダイだと4週間はかかるのに……
たかがランナー1枚でも送料や定額為替の手数料を加味すると2,000円近くかかるので、なるべく壊さないようにしましょう。
目の部分はバイザータイプで、ツインアイが見えている状態にはできません。
バイザー部分のクリアパーツが1つ余剰になるので、それをベースに自作することはできそうです。
武器装備
テックランサーとテックシールドを装備した状態。
手首の可動箇所が複数あるのでポージングの自然な表情付けが可能です。
付属品
付属品
テックランサー、テックシールド、ハンドパーツ、差し替えパーツ
可動域
横の可動はこんな感じで、肩アーマーも多少可動します。
アクションベースに対応した穴はこのキットにはないので、ここでは挟んでで固定しています。
肘と膝は二重関節です。
腕のアーマーはかなり鋭利なので怪我したり折らないように注意。
ちなみに肩関節は前方に動かすことも可能です。
広い可動域に加えて腰関節も前後左右に動くので自然な膝立ちが可能です。
アクション&ギミック
テックランサー
メイン武器のテックランサー。
刃の部分はモナカ構造ですが、合わせ目はディテールと重なるようになっており見た目に配慮されています。
刃の成形色はパッケージだともっと明るい白ですが実物はやや暗めの白となっています。
脚はこのくらいまでなら接地して立たせることができます。
左手のみですが平手が付属しているのも嬉しいポイント。
テックランサーは分離可能で、パーツの組み合わせによってそれぞれの形態を再現できます。
こちらは二刀流の状態。
柄の部分にある突起を指側に差し込むので武器の保持力は非常にしっかりしています。
持ち手の選択によって、角度の付いた持たせ方もできます。
テックシールド
左腕に付いたテックシールドは着脱式です。
腕のパーツを差し替えることで、テックシールド用のジョイントの有無が選択できます。
非使用時はリアアーマーに取り付けることが可能です。
こちらも本体側のジョイント部分は差し替え式です。
ボルテッカ
肩アーマーを展開することでボルテッカの発射シーンを再現できます。
発射口にもクリアグリーン成形のパーツが使用されており、見た目もきれいです。
まとめ
見た目は非常にかっこよくまとまっていると思います。色分けも文句なしのでクオリティで、全高約22cmのビッグスケールによる存在感もバッチリです。
組み立てにはタイトな箇所が多く、調整が必要なため時間もそれなりにかかりました。
ガンプラなど他のプラモデルと関節強度を比較しながら調整していくといい感じになると思います。
このキットに必要なアイテムはニッパーの他に紙やすりです。しっかり調整することでかなり動かしやすくなるのでがんばってください。
以上、「プラモデル 橘猫工業 テッカマンブレード」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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