METAL BUILD ダブルオーライザー デザイナーズブルー Ver. レビュー

今回のレビューは「METAL BUILD ダブルオーライザー デザイナーズブルー Ver.」です。
海老川兼武氏によるデザイナーズカラーのダブルオーライザーがTAMASHII NATION 2019開催記念商品として発売されました。

玩具の紹介

2020年5月発売(抽選販売分)
定価 26,400円

パッケージ

魂ネイション2019の特別版パッケージが使用されています。

特別版パッケージの中にいつものメタルビルドの箱が入っているという二重構造になっていました。

説明書

説明書はホッチキス留めの冊子タイプではなく、両面カラー印刷の1枚紙を折りたたんだ仕様となっていました。

ダブルオーガンダム

本体

まずはダブルオーガンダム本体から。
デザイナーズブルーVer.と通常Ver.の相違点は主にカラーリングとマーキング部分。
この商品はデザイナー海老川兼武氏のイラストイメージを再現しており、全体的にやや淡い色でまとめられています。
外装が全塗装されているようで安っぽさは感じられません。

関節やフレーム部分には金属パーツが多く使われており、青みがかった色になっています。
露出した関節部分が金属なので手で持ったときにひんやりとします。

各部アップ

青い装甲部分にはスプリッター迷彩が施されています。
マーキングとディテールから見取れる情報量もなかなかのもの。

両肩に取り付けられた2基のGNドライヴが特徴的な上半身。
襟元のクラビカルアンテナが角度によっては顔が隠れるくらい大きいです。

スタイルはかなりガッチリしている印象。
派手なアレンジはされていないのでダブルオーガンダムらしさがしっかりでています。

設置性も優秀。
他作品のガンダムのようにアンクルガードが無いので可動範囲は広いです。

足首の関節が少し緩いように感じましたが個体差かも。
とはいえ自立は問題なく可能。

気になるならいつものこれを使えば解決。

可動範囲

横の可動はこんな感じ。
プラモデルのHGシリーズなどとそんなに変わらない印象。

肘と膝はよく曲がります。

膝立ちも余裕です。
膝がよく曲がりすぎるのでむしろ落とし所に悩むところ。

NGドライヴが搭載された方ユニットは外側へスライドし、腕の可動範囲をさらに確保できます。

リアアーマーを下側へずらすことでバックパックの干渉を減らすことができ、結果的に腰の可動範囲が広がります。

武器紹介&アクション&ギミック

GNソードII

メイン武器のGNソードIIを装備した状態。
ソード側についているジョイントを使い、両サイドアーマーにマウントされます。

マウント時でもGNソードIIの角度を調整可能。

手に持たせたらこんな感じ。
ほどよい長さの剣です。

両手に持たせた状態。
2本付属しているのでこちらのほうが様になりますね。

ジョイントを使用し2本のGNソードIIを連結させることでGNツインランスになります。

さらにGNソードIIはソードモードからライフルモードへ変形可能。
腕にライフルのストック部分を差し込むことで安定して持たせることができます。
この武装だけでも結構な遊び幅があります。

GNビームサーベル

リアアーマーのGNビームサーベルを抜き取り、ビームエフェクトを取り付けます。


ビームエフェクトはクリアピンクで成型されておりラメが入っています。
ちなみにGNビームダガーとして使えそうな長さのエフェクトパーツは付属していません。

GNシールド

両肩部のコーンスラスターの下にあるマウントラッチに装備した状態。
羽のようにも見えるので見栄え的にもなかなかいい感じ。

両腕に装備した状態。
先端はGNブレイドになっているので打突武器としても使用できます。

2枚のGNシールドを連結した情愛。
大型のシールドとして使用できます。

こうして見ると結構大きいですね。

GNソードIII

どちらかというとダブルオーライザーの装備という印象が強い武器。
しかしダブルオーガンダムの状態でも問題なく装備可能です。
刀身が折りたたまれているこの状態はGNライフルモード。

右腕にしっかり固定されているのでポロリの心配はありません。

銃口は設定通り3連装となっています。

刀身を展開してGNソードモードへ。
刃の周囲にはクリアパーツが使用されています。
見た目も非常にきれい。

GNソードIIよりも大きいので迫力があります。

GNソードモードの持たせ方は2種類から選択できます。

GNドライヴ

GNドライヴは通常タイプから、可動式GNドライヴや可動式粒子貯蔵タンクに付け替えることが可能。
下部にジョイントが追加され、オーライザーとの合体で使用します。

オーライザー

本体

ダブルオーガンダムの専用支援機”オーライザー”
専用の台座を使用して飾ることができます。

また、ダブルオーライザーへのドッキングだけでなく、オーライザー本体にもちょっとしたギミックがあります。

両翼のバインダーはそれぞれ迷彩のパターンが左右非対称に。
L,Rなどの刻印はないので、説明書のセット内容写真を見て左右どちらなのかを判断します。

ギミック

各部の展開

バインダーはこのように可動します。

テール部分も展開可能。

キャノピーの交換

キャノピーを取り外して交換することができます。

ランディングギア

オーライザーの底面には3つのランディングキアが内蔵されており、差し替え無しで展開できます。

GNソードIIIの接続

更にGNソードIIIのジョイントを起こしてオーライザーに接続することが可能。

GNソードIIIと合体した状態。
この状態でも台座に飾ることができます。

台座は斜めにも角度がつけられるのでディスプレイの自由度は高め。

GNソードIIIにもランディングギアが内蔵されているので、このまま接地させることも可能です。

ダブルオーガンダムとのドッキング

ダブルオーガンダムのバックパックのカバーを外すと丸穴が出てきます。

ここにオーライザーを差し込み、両肩にバインダーを取り付けます。
背面のオーライザーはバックパック上部に引っ掛ける部分があるので結構しっかり付いてくれます。

ダブルオーライザー

本体

ダブルオーガンダムとオーライザーがドッキングした状態。
シンプルな合体ですが全体的にボリュームが増えました。

背面にはオーライザーの機首部分がそのまま残ります。

アクション

バインダーの可動ギミックも健在なので迫力あるポーズが楽しめます。

武器用支柱を使うことでより安定したポージングが可能。
長時間のディスプレイでなければ支柱が無くても意外と大丈夫だったりします。

まとめ

メタルビルドを触っていて、遊びやすさって大事だなと思うことが時々あります。
以前レビューしたガンダムアストレイ レッドフレーム改のような超ボリューム仕様も遊びごたえがあっていいのですが、遊ぶ上で面倒に感じた部分も結構ありました。
このダブルオーライザーも付属品はそれなりにありますが、遊びやすさとギミックのバランスがいい塩梅になっていると思いました。

通常版のダブルオーライザーは2013年に発売されており、メタルビルドとしてはかなり初期の商品です。
冊子タイプではない説明書や梱包の見た目にやや古さを感じましたが、フィギュア本体は最近のものと比べてもそんなに劣っているようには思えませんでした。
特にこのデザイナーズブルーVer.は塗装やマーキング、スプリッター迷彩が丁寧に施されているので見た目も非常に豪華です。
限定モデルで入手手段も限られているこの商品ですが、満足のいくクオリティでした。

以上、「METAL BUILD ダブルオーライザー デザイナーズブルー Ver.」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。

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