今回紹介するガンプラは「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する機体から「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」です。
塗装なし、組み立て時にシールを使用しています。
キットの紹介
ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、主人公機ガンダム・エアリアルの改修型を新規金型によってHGシリーズで立体化!
商品ページより
■シールドは11のビットステイヴに分離可能。機体各所に接続、劇中のイメージを表現できる。
■シェルユニットはインモールド成形のパーツや、シールとクリアパーツの組み合わせにより再現。発光状態と非発光状態を選択式で組み立てることができる。
■ビームパーツはクリア成形で表現。
■新型の専用携行火器となるビームライフルの銃身の長さは組み換え式で選択可能。全てのビットステイヴが銃身に接続されたガンビットライフルも再現できる。
2023年3月18日発売
定価 1,870円
パッケージ
説明書
シール
ホイルシールが付属。今回も赤目がありますが特に解説はありませんでした。
ノーマルのエアリアルでは粘着面に絵柄が印刷されたダブルサイドシールが採用されていましたが、今回は通常のシールとなっています。
発光状態と非発光状態が選べますが、今回は発光状態を再現しています。
完成
本体
グラスレー寮との決闘によって損傷したエアリアルを改修した姿。
パーツ構成に共通点があるものの外装が大きく変化しており、新規造形のキットとなっています。青の成形色もコバルトブルー寄りになりました。
背面にはビームサーベルを2本装備。
本体(ビットオンフォーム)
ノーマルのエアリアルと同様に機動力を強化したビットオンフォームも再現可能。11基のビットステイヴを各部に接続しています。
フライトユニットの黄色い爪部分は可動式です。
背面はこんな感じ。バックパックから突出するように接続されている2本のビットはガンダムルブリスを彷彿とさせます。
武器装備
ビームライフルとシールドを装備した状態。
ライフルは以前よりも更に大型化しました。シールドはエアリアルと同様に各ビットが集合して形成されています。
付属品
付属品
ビームライフル、ビームライフル用パーツ、ビームライフルバ×2、シールド、シェルユニットクリアパーツ
胸部のシェルユニットはインモールド成形パーツとスモークグレー成形のクリアパーツでの選択式です。
今回はインモールド成形パーツを選択して組み立てました。
本体側にシールを貼って発光時の赤いラインを再現。
上面はインモールド成形パーツを使う場合隠れてしまいますが、正面から見る場合はこのシールがクリアパーツ越しに見えるようになっています。
ちなみにスモークグレー成形パーツを使った場合は左のようになります。
各部アップ
以前のエアリアルよりも鋭い顔つきになっています。
肩アーマーが青くなっていたり、カラーリングの変化も各部に見られます。シールも細かい部分が増えたなといった印象です。
フライトユニットの黄色いパーツがいいアクセントになっています。
接地性もなかなか優秀です。つま先と踵は別可動となっています。
可動範囲
横の可動はこんな感じ。ビットオンフォームを解除すればもう少し開脚できます。
膝は二重関節。可動域はノーマルのエアリアルと同程度です。
膝立ちもきれいに決まります。
フライトユニットの黄色いパーツは展開可能。ストッパーはないので自分で角度をうまく調整する必要があります。
フライトユニットも複数の可動箇所があり、ポージングに合わせて調節できます。
バックパックの接続穴が共通なのでミラソウル社製フライトユニットを装備させることも可能です。
手首のデザインはノーマルと同じなので、ミラソウル社製フライトユニットに付属している開き手を違和感なく付けることが可能です。
アクション&ギミック
ビームライフル
改修に合わせて新調されたビームライフル。
ガンビットとの連携を重視した設計になっており、これまでよりもギミックが増えています。
ライフルが大きくなった分重さも増えたので、手首の強度がちょっと不安ではあります。必要に応じて関節の渋みを調整したほうが良いかもしれません。
背部にマウントすることも可能です。
通常時のビームライフルからパーツを差し替えることで、長距離狙撃に対応したロングレンジモードへ変化します。
通常時のバレルと左右のグリップ部を交換することでロングレンジモードが完成します。
ビームライフル ロングレンジモードでは左右のグリップを握って構えます。
グリップ部は四角い形状になっているので手首パーツでしっかり固定可能です。
ロングレンジモードのライフルに各ビットステイヴを接続することでさらに高火力のガンビットライフルへ変化します。
スコープ部分はガンビットに置き換わるので外します。
見た目もだいぶ派手になりました。
シールド/エスカッシャン
全11基のビットステイヴによって形成されたエアリアルのシールド。
シールを貼っている場合はビットステイヴを付け外しする時にうっかり捲ってしまわないように注意。
腕に付けるジョイントパーツをベースにビットステイヴを取り付けています。ビットステイヴ分離状態ではこのジョイントパーツが余剰になります。
すべて分解するとこのようになります。
ビットステイヴのディスプレイ
別売りの「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を使うことでビットステイヴをディスプレイすることが可能です。
説明書では4セット使用した例が載っており、なぜこんなに必要かというとビットステイヴに合ったジョイントがバラバラで、それぞれウェポンディスプレイベースに1つずつしか入っていないのが原因です。
私も現状2セットしかなかったのですべてのビットステイヴは並べることができていません。もうちょっとなんとかならなかったのだろうか……
ビームライフル
バックパックのビームサーベルは手に持たせることができます。
ビームエフェクトはクリアブルーで、ノーマルのエアリアルと同じ仕様です。
比較:HG 1/144 ガンダムエアリアル
ノーマル状態のガンダムエアリアルとの比較。どちらもビットオンフォームです。
フライトユニットが付いたことによってノーマルよりも大きく見えますね。
まとめ
エアリアルがより攻撃的なデザインになり、見た目が格好良くなりました。
新しい主役機ですが、本体はノーマルのエアリアルの既視感が強く、組んでいて新鮮味はあまりなかったように思えます。
ガンビットライフルはなかなかの迫力があります。ビームライフルのギミックが増えて楽しめる点は良かったのですが、大型化による保持力の問題が気になりました。
また、センサー以外の部分でシールを使用する箇所はできればパーツで色分けされていればなお良かったかも。
水星の魔女ウェポンディスプレイベースを初めて使用しましたが、必要数が多すぎるため、使い勝手が良くないと感じました。1セットで足りるのはダリルバルデくらいでしょうか。
以上、ガンプラ「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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