今回紹介するガンプラは、HGUC第225弾としてラインアップされた「シルヴァ・バレト・サプレッサー」です。
キットの紹介
『機動戦士ガンダムNT』に登場する、シルヴァ・バレト・サプレッサーをHGUCで立体化!
商品ページより
■ビーム・マグナム発射後の破損した右腕部を交換するギミックを再現。バックパックに収納された右腕パーツを腰部のクレーンを使い交換できる。
■ガンダムタイプの頭部形状も設定イメージに合わせ造形。
■ハンドパーツの他に、交換用の右腕部パーツとビーム・マグナムが付属。
2019年6月22発売
定価 2,970円
パッケージ
説明書
シール
完成
全身
シルヴァ・バレトの改修機として「機動戦士ガンダムNT」に登場したMSです。頭部がよりガンダムらしい形状になっています。
このキットでは新規ランナーの他に、機体のベースとなっているシルヴァ・バレトとドーベン・ウルフ、武装面ではユニコーンガンダム(デストロイモード)のランナーが使用されています。そのため余剰パーツもそこそこ多め。
一番の特徴はやはりバック・パックに搭載された4本の予備腕部だと思います。このキットでは腰部のクレーンとレールを使った腕部交換ギミックが再現されています。
武器装備
ユニコーンガンダムでおなじみのビーム・マグナムを装備した状態。このためだけにユニコーンガンダムのランナーも付属しています。
付属品
付属品
ビーム・マグナム、交換用右手首×2、交換用左手首
各部アップ
ボリュームのあるバック・パックのおかげで上半身の密度もかなりのものとなっています。
バック・パックには4本の予備腕部が横に並んでおり、すべて右腕です。
腰部には腕を交換するためのクレーンとレールが付いています。交換ギミックの再現によってここもしっかり可動します。
足の接地性もそこそこ。
機体が大きいので少し傾くとそのまま関節が曲がって倒れやすいです。
可動範囲
横方向の可動はやや控えめ。
肘と膝は二重関節になっています。
少し横に傾きますが膝立ちも可能です。
股下にはアクションベース用の丸穴があります。
ギミック&アクション
ビーム・マグナム
唯一の付属武器であるビーム・マグナム。武器用の手首パーツで持たせます。
設定上はビーム・サーベルもありますが本キットには付属していません。
サイドグリップも可動するので、両手持ちもできます。
開き手パーツもそのままアクションポーズで使えます。
腕部の交換
ユニコーンガンダム系以外のMSがビーム・マグナムを使用すると稼働不良を引き起こすため、その対策として搭載された機能がこの腕部交換ギミックです。予備腕部は4本あるので、装弾数5発のビーム・マグナムをすべて撃ち切ることができるようになっています。
このギミックはキットでも再現されており、これから実際に腕部パーツを交換していきます。
まずはビーム・マグナムの反動によって稼働不良に陥った腕部を取り外します。
今回は一番右の腕部と交換したいのでレールを右端へスライドします。
ちなみに予備の腕部で肘や手首が可動するのは1本だけで、残りの3本は関節が固定された簡素な作りとなっています。
レールに沿ってグレーンを右に持ってきたら予備の腕に接続します。
部品の取り外しは一切必要なく、クレーンの関節部を動かすだけで本当に掴むことができます。
予備の腕を掴んだら一度手前に引いて、それから奥へ回します。
最後は腕を本体の肩関節に差し込んで交換完了です。
右腕は全部で5本。
パッと見は同じですが、通常腕部と予備腕部は合わせ目の位置が異なるので素組みだと簡単に見分けることができます。また、手首のポリキャップは通常腕部にしか使用されていません。
そのうち4本が予備腕部でさらにその中の1本だけが可動タイプとなっています。
まとめ
機体の見た目がかっこよく、ボリュームもあるので作りがいのあるキットです。
腕部交換ギミックもよくできていると思いました。ただ、腕部交換ギミックがあることによって右腕が外れやすい構造になっています。
存在感は大きいですが、その代わりに可動域はやや控えめです。股や膝関節の強度にもちょっと不安を感じたので、必要があれば補強しようと思います。
以上、ガンプラ「HGUC No.225 シルヴァ・バレト・サプレッサー」の素組みレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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