今回紹介するガンプラは「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」です。
キットの紹介
2023年5月5日発売
定価 7,150円
パッケージ
説明書
シール
頭部や武器のセンサーに貼るホイルシールが付属。
さらに水転写式デカールが付属。今回のレビューではデカールは貼らずにホイルシールのみ使用しています。
完成
本体
Ver.Kaモデルとして立体化したゼータガンダム。そもそも旧MG版がカトキハジメ監修のデザインだったので今回実質二度目とも言えると思います。
このキットはいつものカトキアレンジはやや控えめに、TVアニメ版の設定画イメージを適度に反映させた外観になっています。
一弾目の後に出たVer.2.0ではかなりスタイリッシュな見た目でしたが、今回はよりアニメイメージに近い程よくガッチリとしたプロポーションです。
だいたいシールで補完されがちだった各部の黄色い部分がすべてパーツ分けされており、スミ入れだけでこの写真のような仕上がりになります。
背面。背面のバインダーもかなり薄くて軽いので関節部の負担も少なんじゃないかと思いました。
完成時の関節強度は十分で若干固いと思うほど。
Ver.KaモデルのνガンダムやZZガンダムと同様に胸部にはブレードパーツは付いています。
エクストラフィニッシュ加工されたメタリックパーツが各部に使用されており、よりメカニカルな印象がアップしています。
親指まで固定されている専用の握り手が付いているのも嬉しいポイントです。
ゼータガンダムの立体物の中でも特に胸部の出っ張り具合が抑えられていて、なめらかに腹部へのラインがつながっています。
胸部の黄色いダクト下にある青い板状のパーツは今回可動式になっており、角度調節が可能となっています。
歴代MG ゼータガンダムの中では今回のバックパックが一番軽いような気がします。
武器装備
ビーム・ライフルとシールドを装備した状態。
専用の持ち手があるのでライフルをしっかりと保持できます。
付属品
付属品
ビーム・ライフル、ビーム・サーベル×2、シールド、ディスプレイ用ジョイント×2、パイロットフィギュア、アンテナ(非可動タイプ)、ハンドパーツ一式、グレネード・ランチャーカートリッジ×2
可動範囲
横方向の可動。
肩アーマーは腕と干渉しないように工夫されています。
肩アーマーの上部分を上げることで腕の可動域を確保。
肘部分は前後に振ることができます。このギミック自体はVer.2.0でも採用されていました。
上半身は少しだけ左右に傾けることが可能です。
ごくわずかですが腰の回転もあります。
肘と膝は二重関節です。
首は大きく前に傾けることができます。
首の角度で頭の高さが変わるので、好みに合わせて調整するのもいいかもしれません。
アクションベースに接続する場合は付属のジョイントパーツを使用します。
ジョイントはMS形態とウェイブ・ライダー形態でそれぞれ使い分けます。
アクション&ギミック
パイロットフィギュア
同スケールのパイロット「カミーユ・ビダン」のフィギュアが付属。
今回は水性塗料で塗装しました。
ハンドパーツ
いつもの交換式で平手と2種類の武器持ち手のハンドパーツが付属。
また、握り拳が別で付属しています。
固定タイプ ブレードアンテナ
非可動タイプの頭部アンテナも付属。変形させない場合はこちらを付けるのもあり。
コクピットハッチの展開
胸部ハッチを開くと中に座った状態のパイロットフィギュアがいます。
ビーム・ライフル
ビーム・ライフルは伸縮機能付き。後部のカートリッジも取り外すことができます。
センサー部分は可動しません。
専用持ち手でしっかりと保持できます。
ライフルやシールドの黄色い部分もすべてパーツ分けされています。
銃口にビーム・サーベルのエフェクトパーツを取り付けることも可能で、ロング・ビーム・サーベルを再現できます。
腕部にマウントすることも可能。
ビーム・サーベル
ビーム・サーベルは両サイドアーマーに搭載されています。
クリアレッド成形のエフェクトパーツを付けて発振状態に。
グレネード・ランチャー
腕にグレネード・ランチャーカートリッジを差して前に押し込むことで、カバーが開きグレネード発射状態になります。
戻すときは逆の手順でOK
シールドの伸縮
シールドの先端部分は若干ですが伸縮できます。
ウェイブ・ライダー形態
ウェイブ・ライダー形態への変形
差し替えなしでウェイブ・ライダーへの変形が可能です。各部のロックには少しコツがいりますが、2~3回変形すれば慣れるかと思います。
完成 ウェイブ・ライダー形態
複雑な変形を終えて完成したウェイブ・ライダー形態。
パーツの精度が高く、変形後の見た目もかなりきれいです。
ディスプレイジョイントは後ろから差し込んでいます。
ビーム・ライフル無しの状態。
ウイングの角度を逆V字にすることでより設定画に近い姿にできます。
ウェイブ・ライダー形態でもコクピットは開閉可能です。
パイロットの向きも変形中に変更しており、しっかり前を向くようになっています。
ランディング・ギアの展開
シールドやフロントアーマー、バインダーのパーツがそれぞれランディング・ギアになります。
まとめ
三度目のマスターグレード化であるこのキットはこれまで以上に可動が優秀で武器の保持力も問題ありませんが、タイトな部分が多いので変形時には塗装剥げやデカール捲れに注意が必要です。
握り拳が専用で用意されていて、ランディング・ギアが差し替え無しで展開できるのは良い点ですが、サイドアーマーが外れやすいのと、今回のコンセプト的にVer.Kaである必要性には疑問がありました。個人的にはVer.3.0でも良かったような気がします。
それでもアニメ版らしい表現とパーツの色分けが魅力的で、個性的なギミックも多く見られます。腕やビーム・ライフル伸縮時のロックがカチッと決まるのも良かったです。
ただし、ハイパー・メガ・ランチャーは別途用意する必要があります。今後の拡張オプション販売にも注目したいですね。
以上、ガンプラ「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.Ka」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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