今回のレビューは「Figure-rise Standard ウルトラマンゼット オリジナル」です。
キットの紹介
Figure-rise Standard『ウルトラマン』シリーズ第4弾!『ウルトラマンZ』より熱血戦士「ウルトラマンゼット オリジナル」が登場!
商品ページより
■特徴的な身体の色分けはシールを使わずパーツ分割と成形色のみで再現。組み立てるだけで満足のいくクオリティ。
■目とカラータイマーには、クリアパーツに光を効率よく反射させる精密形状の加工「リフレクションカット」を採用し、劇中さながらのきらめきを表現。
■カラータイマーは赤色と青色の2種が付属し、パーツの差し替えで劇中シーンの演出が可能。
■首の後ろのパーツが沈み込むことで頭部の可動が拡大。肩部付け根も可動し、より自然なポージングが可能に。
■「ベリアロク」は、順手・逆手の持ち方が可能。さらに口部の開閉ギミックにより、会話シーンを再現できる。
■「ゼスティウム光線」再現用のエフェクトパーツにはPETシートを採用。
■さまざまなポージングに対応した充実のハンドパーツが付属。
2023年8月5日発売
定価 3,520円
パッケージ
説明書
シール
ホイルシールが付属。
目を明るく見せるため内側に貼る銀のシールと、ベリアロクに貼るシールとなっています。
完成
付属品
付属品
ベリアロク、ゼスティウム光線用エフェクトパーツ、交換用カラータイマー、ハンドパーツ一式
本体
ウルトラマンゼットの通常形態。本編序盤はアルファエッジがメインでしたが、徐々にこちらの姿の存在感も増してきました。
赤よりも青の面積が多いウルトラマンで、この細かい模様はすべて成形色によるパーツ分割で再現されています。
目やカラータイマーはギラギラ感が出るようにリフレクションカットという加工がパーツに施されています。
パーツ数はあまり多くないですが、色分けの都合上パズルのような組み立て方になっておりゲート跡も結構目立つところに残ります。
とはいえ、ボディラインを一切シールを使わずに再現したのはすごいです。
可動域
横方向の可動はこの辺りまで。肩アーマーは腕側に付いているので可動の妨げにはなりません。
肘と膝は二重関節です。
ただ、複雑なパーツ分割の形状や、下腕がCジョイントで接続されている点で、ドラゴンボールキャラのフィギュアライズと比べると強度的にはやや弱い気もしました。
フィギュアーツによくあるつま先の可動はありません。
膝立ちポーズも余裕で決まります。
肩アーマーはボールジョイントで腕に接続されており、多少の角度調整ができます。
アクション&ギミック
豊富なハンドパーツ
アクションに合わせて選択可能なハンドパーツが複数付属。
開き手もいくつかあるので細かい選択ができます。
ゼスティウム光線
専用のエフェクトパーツを取り付けることでゼスティウム光線の発射シーンを再現できます。
エフェクトはPET素材とプラパーツの組み合わせで構成されており、左手首にエフェクトパーツをはめてから左手首を取り付けます。
PET素材部分にも凹凸があり、立体感が出るように工夫されています。
カラータイマーの交換
カラータイマーは青から赤へ交換することが可能。
胸のアーマーパーツを取り外してから付け替えると簡単に交換できます。
赤状態もきれいな発色です。
ベリアロク
喋る剣「ベリアロク」も付属。
こちらはシールによる色分けが目立ちますが、顎が可動したり、目の部分にはクリアパーツが使用されていたりとこだわりも感じられます。
専用の右手首を使って持たせることが可能です。
他商品との比較
1/144スケールであるエントリーグレードのガンダムと比較。フィギュアライズの方が結構大きいです。
フィギュアーツのアルファエッジと比較ではフィギュアライズの方が少し大きい程度。並べてもそこまで違和感はありません。
すぐ出てこなかったので過去の記事写真からフィギュアーツのゼットオリジナル。
2年前に発売されたこちらのクオリティも凄まじく、股関節の自然さはこちらの方が良くできています。
フィギュアライズの方はガシガシ動かせるので、そういった点では今回の関節仕様も悪くないと思いました。
また、立ちポーズでの膝の分割ラインはフィギュアライズのほうが目立ちにくくなっていますね。
BANDAI SPIRITS S.H.フィギュアーツ ウルトラマンゼット オリジナル 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギ…
まとめ
フィギュアーツと比べると銀の成型色が安っぽく見える上にウェルドラインもあるのですが、塗装をしっかりして仕上げるとかなり化けると思います。
組立時に無理に力を入れすぎるとパーツが歪んで隙間ができてしまうので、そういったときは接着剤を使って隙間をくっつけるといい感じになります。
フィギュアーツ版を持っている人がわざわざこれを買う必要があるかというと微妙なところですが、バンダイのパーツ分割による色分けを堪能するために組み立ててみるのも楽しいと思います。
以上、「Figure-rise Standard ウルトラマンゼット オリジナル」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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