今回紹介するガンプラは「フルメカニクス 1/100 ZGMF-X10A フリーダムガンダム Ver.GCP」です。
キットの紹介
今回私が購入したのはプレミアムバンダイでの先行販売分です。
「THE GUNDAM BASE TOKYO(東京・お台場)」および「THE GUNDAM BASE FUKUOKA(福岡・博多)」では2021年9月より販売予定となっています。
2021年8月発売(プレミアムバンダイ先行販売)
定価 4,400円
パッケージ
なかなかかっこいいパッケージアートです。
東方明珠電視塔(上海タワー)が写っているので背景は上海ですね。
Ver.GCPとありますが、フルメカニクス フリーダムガンダムの通常版は現状存在しません。
GCPはGundam China Projectの略称です。
説明書
カラーページは日本語、英語、中国語の3ヶ国語で記載されているので文字の量が半端ないです。
上海のフリーダムガンダムをキット化したこともあって、ワールドワイドな説明書になっています。
ギミックに関してはモノクロのページで組み立て手順と一緒に解説されています。
見た感じ、入門用のガンプラという立ち位置なのでしょうか。
このキットはポリキャップを使用しますが、15個ほどしか使わないので結構余ります。
シール
ホイルシールとマーキングシールがそれぞれ付属ます。
今回は部分塗装で済ませるので、マーキングシールのみ使用しました。
パーツからはみ出る部分が多いので貼る前に余白をカットしておきましょう。
完成
本体
部分塗装、スミ入れ、つや消しトップコートで仕上げました。
頭部の上に伸びているアンテナは黄土色(金色を再現するいつもの成型色)だったので、オレンジイエローで塗装しました。
ついでにツインアイも同様にオレンジイエローです。
頭部センサーとライフルのスコープはガンダムマーカーコスモメタブルー。
他は各部にガンダムマーカーシャインシルバーでアクセントを付けたくらいです。
好きなように塗っていたので、上海のフリーダムとは全然違う色味になっています。
実物は青い部分に水色が入っていたり、フレームに金色が使用されていたりと結構複雑なカラーリングでした。
スタイルはMG 1/100 フリーダムガンダムに結構近いような気がします。Ver.1.0の方です。
後ろ姿。
翼があるため重心が後ろに寄りがちで、関節もそこまで強度が無いので後ろに倒れやすいです。
武器装備
ルプスビームライフルと対ビームシールドを装備した状態。
上海にある実物は非武装状態なので、このキットオリジナルのデザインとなっています。
上海 実物大フリーダムガンダム再現
準備
小羽根はそれぞれ大羽根の内側へ収納します。
実物に合わせた形状の開き手を取り付けます。
羽の先端にランディング・ギアを取り付けます。
完成
これで実物大フリーダムガンダムの再現状態です。
円形の台座も付属しており、この状態でディスプレイしてもさまになります。
説明書に載っている画像は実物完成前のイメージCGなので、ネットで実物の写真を見ながらポーズ調整したほうがいいかもしれません。
ランディング・ギアのおかげで接地の安定感は抜群です。
ちょっと無理があるような気もしますが、設定上はバラエーナから伸びているという解釈でいいのでしょうか。
付属品
付属品です。
ルプスビームライフル、対ビームシールド、交換用左右手首、スタンド用ジョイントパーツ、ビームサーベルの刃×2、ランディング・ギア×2、台座
各部アップ
外見はVer.1.0をそのままディテールを増やしていったような感じ。
Ver.2.0ほどのアレンジはありません。
パーツの色分けが優秀なので、スミ入れだけでも結構見栄えします。
リアアーマーにはルプスビームライフルをマウントする穴があいています。
関節の構造はHGCE 1/144 フリーダムガンダムに近いです。
腕は胴体からやや離れた位置に付いています。
サイドアーマーにマウントされているラケルタビームサーベルは外れやすいです。ここはHGCEから何も進歩していない……
シールドは取り回しの自由度が少なめで、ボールジョイントではなく完全な軸接続となっています。
接地性も十分。
上半身が重いのでスタンドを使ったほうがいいかもしれません(あるいは翼にランディング・ギアを付けて支えるか)
足裏やスラスターの中もシャインシルバーで塗装してみました。
可動範囲
横方向の可動はこんな感じ。
腕は真横までは上がりません。
腰のクスフィアスがあまり動かないので脚部の可動は制限されます。
肘と膝の可動。
肘はこれでもかというくらい曲がります。
膝も結構いい感じですが、曲げすぎると関節がポリキャップから抜けそうになります。
脚部の可動範囲はそこまで大きく変わりませんが、クスフィアスの干渉を避けやすくなるのでこのように開脚がしやすくなります。
アクション&ギミック
脚部スラスター
ルプスビームライフル
フリーダムガンダムの基本装備。
通常手首に持たせます。
ライフルのグリップにピンが付いていますが、浅いためかあまりしっかりと手に固定されません。
ライフルの青いラインは別パーツで成型されています。
色分けに関してはMG Ver.2.0にも負けていません。実は価格で比べたら500円も差はないですが……
スコープのクリアパーツは色を塗らなければ無色透明です。あと、外れやすかったのでクリアパーツは接着しました。
対ビームシールド
ハイマットフルバースト
翼を開いた状態でバラエーナとクスフィアスを展開し、ハイマットフルバースト状態を再現。
なかなか迫力のある形態です。
バラエーナは頭部アンテナにもろ当たってしまうので擦れや破損に注意です。やや外側に開くのが無難か。
腰のクスフィアスはあまり動かせません。
側面にあるグリップを引き出して手に持たせることも可能です。
ラケルタビームサーベル
ビームサーベル用にクリア成型の刃が2本付属しています。
サイドアーマーから外して手に持たせます。
サーベルを2本を連結させることも可能です。
まとめ
色分けも優秀で組み立てやすかったです。
関節の強度やビームサーベルのポロリ、シールドの取り回しにくさなど気になる点もそれなりにありますが、限定商品で終わらせるにはちょっともったいなと感じました。
フリーダムガンダムのギミックも概ね再現していますし、見た目もかっこいいです。
他のSEED作品のMGと並べてもそんなに違和感は出ないんじゃないかなと思います。
なかなか実物を見られる機会はないと思いますが、上海のフリーダムガンダムのカラーを再現してみるのも一興かもしれません。
ただ値段はちょっと高く感じますね。MGとほぼ変わらないという……
以上、ガンプラ「フルメカニクス 1/100 【ガンダムベース限定】 ZGMF-X10A フリーダムガンダム Ver.GCP」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
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